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中川町

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厳しい自然に育まれる、人のあたたかさ。天塩川工業株式会社

取材日は、北海道に大寒波が訪れた日。道北地方では朝の気温がマイナス20度を超えようかという中、中川町の天塩川工業株式会社を訪れました。出迎えてくれたのは、社長の今野強さんをはじめとする皆さん。凍てつく世界から一転、暖かい笑顔にホッと心が和みます。

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天塩川工業は昭和35年から建設業を営む会社で、設立当初から造林の事業にも携わってきました。間もなく創業60年を迎える、中川町で林業に携わる会社の中でも最も歴史のある会社だそうです。主に下川町にある国有林と、自社で所有する山約50ヘクタールで、年間3万本以上の木を植え、育てて森を造り、その中から木材を生産していきます。

会社は、とてもアットホームな雰囲気。社員同士の会話を見ていても、仲の良さが伝わってきます。林業に従事する作業員は4名。25歳から41歳と、若手が活躍する会社です。

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その中の一番の若手が、女性作業員の坂本真帆さんです。現在、入社3年目。グラップルやフォワーダという林業用の重機を扱うオペレーターとして活躍しています。男性中心のイメージがある林業では、女性の雇用にはハードルがあったのでは?と伺うと、今野社長は「採用には男女は関係ないと思っていた」と言い切ります。

「坂本が入社したいと言って来た時にも、意欲があるならと全く抵抗なく採用しました。最初は重い物を持つ時など苦労していたと思いますが、体力もあるし、今は男性社員と同じように仕事をしていますよ。他の建設会社の社長から、『坂本をうちにくれないか』と言われるくらいです。本人はここから動きたくないと言ってるけど(笑)」

teshiogawa_shugo1.JPG笑顔がステキな坂本さん

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坂本さん本人は、会社のアットホームな雰囲気に惹かれて入社を決めたと言います。

「見学に来た時に、社員の方も一緒に一杯飲もうとなって、社長の手作りの刺身が出てきました(笑)。社員も若い人が多くて、仲が良さそうで良いなと思ったんです」。

この日も専務で社長の奥さんの美津子さんが、「帰りに社員に持たせるために」とニシンの煮付けを作っており、「いつも何かしら料理のにおいがする」と坂本さん。

teshiogawa_senmusakamotosan.JPG専務の美津子さんも、とっても従業員思い

大学進学で長野県から北海道に移り住み、道内で農業土木の作業員をしていた坂本さん。高校は林業科を選択していましたが、林業の仕事はここで未経験から始めました。

「フィールドに出るのが好きなので、緑の中で仕事ができるのはとても楽しいです。まだまだ先輩には追いつけないので、もっといろいろな仕事ができるようになりたいです。山は鹿やリス、野鳥もいるし、山菜やキノコもあって豊かな場所。山菜採りなど仕事以外の楽しみも見つけられますよ!」

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teshiogawa_syachou.JPG社長の今野強さん

作業の面でも、トップダウンの職人的なイメージではなく、若手社員も率先して意見を言い、協力して作業を進めています。そして、時間で区切るのではなく、その日の作業が終われば帰るというスタイルも特徴的。

「例えば、夏場に行う下草刈りの作業は、暑い外で行う作業です。だから気温が低い早朝から始め、午前中には終わって引き上げます。通常時も、1日の作業は平均6時間半です。そのあたりは、現場の社員の判断に任せています」と今野社長。

体調管理も考えながら、集中して作業を進めるからこそ、効率よく事故も起こさずに進められるのです。チェーンソーで木を切ったり、大きな木を倒したりと、常に危険を伴う仕事なので、作業は常にお互いに目の届く状態で行います。

teshiogawa_joimu.JPG常務の今野英明さん

そして、現在造林部門を取りまとめているのが、社長の次男で常務の今野英明さん。最初は会社に入る予定はなく、高校卒業後は自衛隊で働いていましたが、14年前、22歳の時に退職して中川町に戻ってきました。

「林業の仕事をやってみて、最初は本当に大変な仕事だと思いました。力仕事が多いし、熱中症で倒れたこともありましたね。当時はまだまだ人力作業が多くて、ブラシカッターで笹薮を切ったりもしていました。そのころに比べると、今は機械化が進んでいるので、格段に作業がしやすくなっています」。

その辺りも、力でハンデがある女性も活躍できている要因なのかもしれません。

100年かけて育つ木のように、歴史を重ねていきたい

英明さんが戻ってきた当時は年代が上の人が主体でしたが、徐々に世代交代。中川町自体は、決してUターンの若者が多いわけではないですが、天塩川工業では隣の美深町出身の社員が友人を誘って入社。今後は、さらに若い人を育てていきたいといいます。

英明さんに、林業の仕事の醍醐味について聞くと、「木を倒す時のダイナミックさでしょうか。両手で抱えきれないほどの太さの木を、倒れる場所を計算しながらチェーンソーで切っていき、倒れた時の衝撃はすごいです。私もそうですが、社員はほとんど未経験で入ってきます。資格も会社負担で取れますし、まずは『木を倒してみたい』という動機でも全く問題ありません!」

そして、さらにこんな話もしてくれました。
「一本の木を育てるには、短くても50年、長いと100年以上かかります。今、自分たちで植えた木が育ったところは自分たちの代では見られませんが、その木は未来の人にたちに届けるもの。森林を守るためには、ずっと続けていかなければいけない仕事です」

50年で育つ木であれば、坂本さんのように20代で入社すれば、大きくなったところが見られるかもしれません。町の同業者の仲間では、70歳代でも現役でバリバリ活躍し、若い人も付いていけない「山の神」と呼ばれる猛者もいるとか。

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支えてくれた地域にも恩返しを

創業60年の今年は、英明さんが社長に就任する予定で、会社の世代交代も控えています。社長は肩の荷が下りるかと思いきや、地域のさまざまな役割を引き受けていて、なかなかそうもいかなさそうです。

「町の人に育ててもらった会社なので、恩返ししなきゃと思って。連合町内会の会長とか、社会福祉協議会の副会長などいろいろやっていて、忙しい(笑)。町には建設会社も6社あって、みんな一致団結。仕事を取り合ったりすることもなく、困った時は助け合っています。住みやすくていい町ですよ」

冬の寒さと夏の暑さ、森林という自然を相手にする林業の仕事。厳しい面もあるからこそ、人のあたたかさが育まれてきたのかもしれません。アットホームな社風の中、100年かけて木を育てるというスケールの大きな仕事ができるのは、ここにしかない醍醐味でしょう。

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天塩川工業株式会社
电力工程技经
住所

北海道中川郡中川町字中川262番地

電話

01656-7-2505


厳しい自然に育まれる、人のあたたかさ。天塩川工業株式会社

この記事は2020年2月6日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。